≪こんな人におすすめ≫
【食費や光熱費の予算を決めているけど毎月足らない…】
【いま自分の家庭が何にいくら支払っているか把握していない…】
【予算の設定方法がわからない】
【理想の家計イメージはあるけど、なかなか実現できない…】
こんなお悩み、ありませんか?
家計管理している人からすると、
一度は直面した、または考えたことがあるのではないでしょうか?
周りが家計管理しているから…
そろそろ将来のために貯金したいから…
家計管理を始めたきっかけは皆さん様々だと思うが、
肝心のやり方について、しっかり腹に落とし込めていますか?
『うちはしっかり家計管理しているよ!!』と言いつつ、
実は思い通りに貯金ができていないケースは意外と少なくないと思う。
私の経験上、その主たる原因は
各費用項目の予算設定を正確に行えていないから、と感じている。
今回は予算設定の重要性や設定方法をお伝えします。
家計管理は予算設定できるかが肝!
家計管理する上で、最も大切なことは、
『正確に予算設定できているか!?』を突き詰めていくこととだと私は思う。
家計管理の、特に支出については、皆さんもご存じの
[固定費]と[変動費]がある。
私も何度か聞いたことがあるが、こんな勘違いしていませんか?
[固定費=必ず支出額(予算)を設定しなければいけない]
[変動費=予算設定しなくていい(または大まかな予算設定でよい)]
確かに固定費は、毎月一定の支出が発生するので
明確に予算を設定すべき、という主張には私も賛成である。
しかし、私は変動費にもしっかり明確な予算を決めるべきだと考えている。
一言でいうと、家計管理に影響が出るからである。
私は、家計管理を『人生を豊かにするためのツール』と考える。
やることは収入と支出や貯金等の管理となるが、
変動費にも明確な予算を設定しないと、不安定な家計管理になる。
つまり、支出予算が定まっていないと、貯金など今後の準備に影響が出てしまう。
ひいては家計管理にもネガティブな影響が出てしまうのである。
変動費にも明確な予算設定をしていれば、
支出金額の想定ができるので、毎月の貯金捻出額を計算しやすい。
その結果、ライフプランを考えるときの数的エビデンスにも用いることが可能となり、
将来の金銭的な道筋が見えてくるので不安を抱きにくくなり、精神的にも楽になる。
当然、日ごろの生活でも『何にいくらまでなら使える』と把握できているので
お金の悩みやストレスは減っていくだろう。
家計管理で予算設定をしっかり行うことは、将来のためにも
今の生活のためにも、とても重要となる!
おすすめの家計管理方法!
『費用別封筒』を活用した家計管理をおすすめする!
詳しくは別記事で詳しく紹介しているので見てほしい。
※家庭持ち向けの内容ですが考え方は同じなので、
将来の生活もイメージしながら確認いただけると嬉しい限りです!
予算設定できていないと…
繰り返すが、予算設定ができないと、家計管理に悪影響を及ぼしかねない。
今の生活を不安定にさせてたり、将来に向けた貯金を思うようにできない、
また精神衛生上も好ましくない状況になりうるだろう。
生活費が毎回赤字でお悩みの方は、
おそらく明確な予算管理ができていない人も多いのではないか?
理由は、収入、支出、またはどちらも把握できていないので
計画的に家計管理を行えていないから。
せっかく家計管理していても、予算設定ができていない、または曖昧なのは
私から言わせれば、家計管理していないも同然である。
是非、記事の後半も見てもらい、予算設定するときに役立ててほしい。
予算設定の手順!
今の収支状況を把握する
まずはこれに尽きます!
家計管理者の皆さん、肝に銘じてください。
現在の収入、支出状況を1円単位で把握しましょう。
収入は給与明細などを確認すれば容易に確認できますね。
支出については、
・レシートは必ずもらって精算するときに必ず内訳を確認する。
・キャッシュレス決済した分はWeb等で明細を必ず確認する。
ことを徹底してください。
目的は、形はどうであれ『何にいくらかかったかを直接確認すること』。
百聞は一見にしかず、ではないですが、
家計管理者の目でしっかりお金の流れを確認しましょう。
テクニック的な話になりますが、例えば年払いしているサービス料は
月で割った額(年額24,000円なら月額2,000円とみなす)を毎月の支出に組み込みましょう。
※ボーナスを充てこむならボーナス回数で割った額を組み込みましょう。
必要な予算項目を書き出す
ここでいう予算項目とは、家賃、食費、光熱費など固定費・変動費に関わらず
毎月の支出となる項目のことを指します。
できるだけ項目は細かくすることをおすすめします。
なぜなら、実際に支出して精算するときにどっちつかずの支出項目があると
支出元に悩んでしまい、精算作業に時間を要する結果となるためです。
(特にクレカ支払いの精算時は細かく設定してあると作業ラクです)
また明確に分けてあると、何にいくらお金を使っているのか自身で把握しやすくなります。
(毎回この項目予算余るなー、少し予算を減らしてあっちの予算項目に回そう、などの発想も思いつきやすくなる)
私もこの方法は実践している。
現時点で30封筒以上あり、予算設定をすぐ調整できるので、効率よく家計管理を行えている。
理想の収支状況を書き出す
必要な予算項目を書き出せたら、あなたの理想とする収支を書いてみよう。
収入、支出(各予算ごとに)、貯金額など思い描く理想を吐き出してみてください。
目的は、あなたやあなたの家庭が目指す『家計管理の目標』を定めるため。
つまり、理想(=ゴール)を設定するため、である。
ただし、理想といえども現実とかけ離れたものはここでは控えよう。
後ほど現実的な内容で予算を決めるフェーズがあるので
いったんここでは自分、家族が思い描く理想の収支状況を書き出そう。
現実的な収支予算を決める
『理想と現実』を突き付けられる人もいるかもしれませんが
いよいよ、現実的な予算を作り込んでいきます。
収入状況に対して各項目の支出予算をやりくりして、
赤字にならない予算を組み立てます。
ここで、どうしても支出が収入を上回る場合は、
・各支出予算の設定金額が妥当なものか見直し
・全体の支出金額を再検討する
・収入を増やすアテがないか考える
・各種プラン(インターネットやスマホなど)の見直し
を行って、収入内に収まるように設定しましょう。
ここで、
『多少支出が上回っているけど少しくらいいいか…』
と思っても、絶対に妥協しないでください。
予算設定で手を抜くと、実際に家計管理している時に首が回らなくなります。
3か月実践する!
予算設定できたら、ひとまず3か月程度、決めた予算で家計管理してみましょう。
『この費用項目も必要』
『この予算設定だと無理がある』
『意外とこの項目は余るから、余剰分はほかに回そう』
といった修正案が思いつくと思うので、修正していきましょう。
運用開始!
いよいよあなたが決めた予算で、実際に家計管理を運用していきましょう。
ここから先は、予算設定通りの家計管理を『続ける』ことが大事になってきます。
せっかく決めたのに、途中でやり方を変えたりやめてしまっては台無しです。
定期的に見直す!
修正が終わって実践し続けていく中で、定期的に見直しと修正をするようにしましょう。
家庭の環境、収入、外的要因(物価など)など、
家計管理に関わる様々な変化が問答無用でやってきます。
そうなると既に決めた予算設定では回らなくなることも当然あります。
その時は、無理やり今の予算設定で切り抜けようとせず、
あなた側でも柔軟に対応することが肝心です。
予算を増やさなければならない項目もあれば、
逆に減らす検討ができる項目もあるでしょう。
まとめ
家計管理において予算設定が大事なことをご理解いただけましたか?
ここまで読んでいただくと、なかには
・ここまで細かくできないよ…
・続けていく自信ないよ…
と思う方もいるかもしれません。
私が思う家計管理とは、『人生を豊かにするためのツール』。
私はもちろん家族にも幸せになってほしい。
そして、家計管理は家族と幸せに向かうのには切っても切れない存在だと思う。
なぜなら日ごろの生活と密接に関係しているから。
だったら、できるだけ簡単に、かつ正確に家計管理できたほうが私はいいと思う。
このやり方は『決め』をする時は少し思考を働かせないといけないが、
一度家計管理の骨子を決めてしまえば、その後の運用や修正にはさほど手間はかからない。
是非参考にしていただき、皆様にも人生を豊かにしてほしい。